JALは2021年2月1日以降の国際線航空券に含まれる国内区間のマイルの積算率やFLY ONポイントの算出方法を変更すると発表しました。
2021年1月31日までの搭乗では、対象運賃すべてで、「ファーストクラス」は150%、クラスJは110%、普通席は100%の積算率となります。
発表はされたんですが、実際調べてみるとそうなっていないことがありましたので記事にしてみました。
変更後の予約クラスごとの積算率
マイル対象運賃の国際線航空券に含まれる日本国内区間の各予約クラスごとの積算率は2021年2月1日以降以下のようになります。
- 「Y」100%
- 「H・M・E」75%
- 「O」50%
- 「G」30%
搭乗ボーナスFLY ONポイントの400ポイントが加算される予約クラスは「Y・H・M」の場合のみになる。
実際の予約ではどうか検証
国内線の予約クラスがどのようになっているか、2021年3月中旬で調べてみます。
調べてみたスケジュール
- 那覇発シンガポール往復
- シンガポール発那覇往復
2021年3月11日からの日程で、この二つを組み合わせたSINタッチプラン。
国内線区間は予約クラス「Y」が表示されている
那覇発SINタッチをするとしたときの初日をピックアップしてみました。SINからの戻りはHNDでストップオーバーでもいいんですが、今回は運賃クラスの確認のために那覇まで乗り継ぎにして表示しています。
国際線区間の予約クラスは日本発のほうがSクラス、シンガポール発のほうはQクラスになっています。
Sクラスは50%加算運賃であり、Qクラスは30%加算運賃です。
ですが、国内線区間については予約クラスは「Y」のまま変わっていません。100%加算で搭乗ボーナス400FOPがつく運賃クラスということです。
しばらくはどうなるか注視
現状ではエコノミークラス割引運賃で予約しても国内区間の予約クラスは「Y」のままでした。変更の発表はされているので、いつシステム上に反映されるかだけなのかもしれませんので要注目です。
プレミアムエコノミーの予約クラスにも注目
プレミアムエコノミーも運賃新設
SIN修行ならプレミアムエコノミーのほうがFOP単価が安い場合もでてきます。そのプレエコにも運賃が新設され、割引運賃では「E」と「R」クラスになりました。
「E」が70%加算運賃、「R」は100%加算運賃です。ですが、いまのところ私は、「E」クラスの運賃は北米線では見つかりますがアジア路線では出会っていません。アジア路線のPremium Economy Saverの予約クラスは今のところ「R」のみで運用されているようです。「E」クラスはセール運賃としてさらに安く登場するんでしょうか?こうご期待です。
現状ではプレエコRクラスがベスト
シンガポールやバンコク・クアラルンプールなどの中距離アジア線は777-200や787-9でまだプレエコ設定便が残っているので、Rクラスであれば100%加算であり、2021年2月以降もアップグレード対象運賃ですからビジネスクラスの利用も考えられます。
エコノミーを選ぶときに問題になるのが、運賃クラスの選択がweb上の予約ではできない点です。海外発券で予約変更可のSクラスの運賃を買いたいのにOクラスが出てきてしまう場合などがありますよね。電話で予約すれば手配は可能ですが手数料がかかるので旨味がなくなってしまいます。プレエコR運賃であればそのあたりの問題はクリアできます。
アジア線についても今後国内区間が「Y」でなくなる可能性は高いと思います。2021年に何らかの修行を考えている場合は1月勝負かもしれませんね