世界ナンバーワン評価のシンガポール・チャンギ国際空港。
同じく高評価のシンガポール航空とともに、シンガポールに直接用事がなくてもなんとなく立ち寄りたくなってしまうとても居心地の良い空港で、私も大好きです。
そのチャンギ空港で、第2ターミナルが18か月にわたって完全閉鎖されます。
シンガポールはロックダウン中
シンガポールのコロナウイルス感染者の数はかなりのハイペースで増えているそうです。
4月21日にシェンロン首相から6月1日までのロックダウン延長が発表されてしまいました。これによって、国際線が運航正常化へむかうのも6月以降になることが確定的です。
入国も厳しく制限、乗り継ぎもNG
シンガポールは日本からの短期滞在者の入国を受け入れていません。多くの方が利用するトランジットに関してもNGとなっています。
SQ出発便が2便のみ!?
チャンギの発着案内をみてみました。
このブログを書いている前日のシンガポール航空運航の出発便は、
- SQ211 Sydney 777-300ER
- SQ322 London A350-900
わずかに2便のみ。シンガポールは国内線がありませんのでこうなるのもしかたないです。あれだけの賑わいを見せていたチャンギがホームのSQがたったの2便です。
どこかで見ましたが、シンガポール航空は全路線あわせても週40便しか飛んでいないようです。ちょっと驚きを隠せないです。
しかし、ロックダウンの延長といい、「さすがシンガポール、徹底しているんだな」とも思います。
第2ターミナル閉鎖は5月1日から
第2ターミナルはチャンギ空港全体の約2割の航空便をさばいてきました。
すでにホームのシンガポール航空とシルクエアは、4月8日から第2ターミナルの施設を閉じて第3ターミナルに集約しています。
シンガポール航空が所属するスターアライアンス系航空会社で第2ターミナルを利用していた会社が多いですのですが、その他の2タミ利用会社で便数が多かったのはワンワールドのマレーシア航空でしょうか。
マレーシア航空はまだ2タミ使用中です。といっても、確認してみるとロックダウン中の今は1日1便あるかないかのレベルですが。ユナイテッドやルフトハンザなどのスタアラ系各社もまだ移動していないようなので、5月1日から新ターミナルということになりそうです。
第1もしくは第3ターミナルのみ稼働
第4ターミナルも一時閉鎖へ
第2ターミナルは閉鎖して工事に入ることが決定しましたがもうひとつ、第4ターミナルも運用休止に入る計画があります。こちらは工事等ではなく、需要減のためのようです。
第4ターミナルはもともと規模が小さく、1~3のターミナルとは直接つながっていない建物です。第4ターミナルを使っていたキャセイパシフィック航空はすでに第1ターミナルに移動しています。
第4ターミナル利用航空会社は
- 大韓航空
- ベトナム航空
- エアアジア
- 春秋航空(9C)
- 吉祥航空
- べトジェットエアなど
これらの会社も運航停止もしくはターミナル移転の準備が整い次第、第1か第3ターミナルに移動することになっているようで、運航会社がなくなり次第運用休止になるようです。
ANAは第1ターミナルへ
チャンギ空港の SUSPENSION OF TERMINAL 2 OPERATIONS のページでは未確認になっていたANAの移動先ですが、第1ターミナルへ移動が決まったようです。
第1ターミナル利用のスタアラ系航空会社はタイ航空・中国国際航空・オーストリア航空・スカンジナビア航空・トルコ航空などがありますが、ANAの移動先のカウンターはまだ決まっていないようです。
各社ともパッセンジャーサービス会社はSATSなので、それらの各社が入るカウンターのどこかに一緒に入るのかもしれません。
第1ターミナルにはSQのシルバークリスラウンジやクリスフライヤーゴールドラウンジはありません。ANA指定ラウンジはどこになるんでしょうかね。SATS premier loungeでしょうかね。もしくはPlaza、JALの指定ラウンジのDnataか。そもそもこれらのラウンジが営業しいているのかどうかわかりませんけど。スタアラ系ではタイ航空のラウンジはありますがこちらも営業してそうには思えません。
さいごに
そもそも、シンガポールのロックダウンが解除にならないと、長期滞在者用のビザがある方以外がシンガポールに行くのは無理です。
もうそろそろ解除も見えてくるかと思っていましたが、シンガポールでは患者数が激増し始めてしまいました。
少なくともロックダウン期間が延長された6月1日までは渡航は無理でしょう。
あの活気にあふれる世界一の空港、チャンギにまた行くことができるその日まで、今はじっと自宅待機ですね・・・