JALは2020年6~7月の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を徴収しないことを発表しました。
ここ3,4年は燃油サーチャージがずっと加算されてきましたが、ゼロになるのは2017年1月以来のことだそうです。
4~5月との比較
5月までの発券では往復あたりの燃油サーチャージの加算額は以下の金額でした。
- 日韓線 1,000円
- マニラ・ハノイ・ホーチミン 6,000円
- バンコク・クアラルンプール・シンガポール 9,000円
- ジャカルタ・ホノルル 12,000円
- 北米・欧州・オーストラリア 21,000円
今回発表された6~7月発券の燃油サーチャージの金額はすべての路線で「ゼロ」です。
6月以降発券で試算
王道ともいえる海外発券の、クアラルンプール発券プレミアムエコノミーで東京往復にOKA往復をつけて試算してみました。
行程は7月上旬
KUL~NRT/HND~OKA~HND/NRT~KUL
国際線区間はプレミアムエコノミーで運賃クラスはR(FOP100%+400搭乗BP加算)、
国内線は普通席、往復ともに東京でストップオーバーの条件です。
5月までの発券では以下のような金額
燃油サーチャージの差額
5月発券までの燃油サーチャージはマレーシアリンギット建てでは324MYRですので、6月以降の発券ではその分を控除できます。
5月までの発券では燃油サーチャージ込みで3,793MYRですので約93,500円となります。
6月以降同条件で発見できたと仮定して、、、
計算すると3,469MYR、約85,500円となり、8,000円ほど安くなっています。
日本発券のサーチャージは片道当たり4,500円なので、KUL発券のほうが少し下げ幅が少し少ないですね。
FOP単価はどうなるか
プレエコR運賃+国内線(R運賃が100%加算なので国内線も100%加算です)でのFOPは以下のようになります。
- KUL=TYO 10,014FOP+搭乗ボーナス800FOP=10814FOP
- TYO=OKA 3,936FOP+搭乗ボーナス800FOP=4,736FOP
合計で15,550FOPです。
FOP単価は驚異の2.75円
FOP単価は、
4~5月発券 6.0円
6~7月発券 5.5円
0.5円の改善になります。
コロナ特別措置で2倍
この行程をを7月に飛んだとしたらコロナで2倍の特別措置が適用されます。
搭乗ボーナスを除くFOPは2倍になるので、一撃で29,500FOPです。
FOP単価は驚異の2円台突入となってきます。
JGC修行に使った場合
サファイア修行
今回調べたチケットを使って7月に飛ぶと29,500FOPです。
JALカード入会は必須ですのでJALカード会員初回搭乗ボーナス5,000FOPは加算されるとすると1撃で34,500FOPまで到達します。
今回の例は海外発券利用なので、現地までのチケットも手配する必要があります。
あまり安くはないですが、
NRTKULの移動分を50%加算の日本発券エコノミーSクラス運賃でプラスしたとすると・・・
2,504FOP×往復2×特別措置2+400搭乗ボーナス×2=10,816FOP
日本発券分は65,000円くらいで手配できそうです。
50,000FOPまであと2,384FOPです。
2021年1月まではまだ国際線航空券に含まれる日本国内区間は100%加算区間なので、
国内線を1往復+10,000円で追加するだけでサファイア到達です
航空券代だけですが。
海外発券分と国内発券分を合わせても、およその費用は16万円程度で済んでしまいます。ちょっとびっくりなお値段です。
JGCプレミア・ダイアモンド修行の場合
サファイア修行の行程の海外発券部分を2回飛んでしまえば、JGCプレミアまで到達可能!こちらもなんとなんと、25万円かからない計算です。
セールがあればさらにお得かも
時期も時期なのでもうむずかしいかもしれませんが、もし日本発のビジネスクラスのセールでもあればさらにFOP単価は下がるかもしれませんね。
さいごに
兎にも角にも、コロナウイルスの影響が今後どうなるかにかかっています。
JALは7月までFOP2倍の救済措置があります。これが使えるかどうかが最大のポイントになってきます。
飛行機は飛んでいても現地(今回の場合はマレーシア)への入国がノービザでできるようにならないと現実的には厳しいわけです。
私としては7月に1往復したいと思ってはいますが・・・
もう少し様子を見ようと思います。