日本航空(JAL)は国際線を対象に、6月1日から30日までの運休・減便と5月31日までの追加減便を決定しましたのでまとめてみました。
私自身がソウル発券の残りのHND~GMPの予約が残っていますので、今後の運航動向は注視しているところです。
5月の追加減便
14日に発表された、5月31日までの追加減便は以下の路線です。
- ロンドン 2便 JL43/44
- マニラ 7便 JL741/742
- バンコク 8便 JL31/34
- ハノイ 4便 JL751/752
- ホーチミン 13便 JL759/750
- ソウル(金浦) 10便 JL91/92
- 高雄 8便 JL811/812
便数は追加減便になった数です。
ベトナム線は週3便、バンコクも旅客取り扱いはJL34のみながら週3便程度運航されていましたが、さらに減便です。
いままでもロンドンやバンコク路線は、週2~4便程度で旅客取り扱いもする便がありました。その他に貨物便として旅客取り扱いなしで運行される便が多い路線です。
減便の対象になった路線でも、LHR線のJL8043/8044のような旅客取り扱いはしない貨物便としての運航が続く便も多くあると思われます。
6月の運航予定
旅客取り扱いを行う便は以下の便になります。
北米線
- 羽田=シカゴ JL10/JL9 HND発水曜日 ORD発金曜日
- 羽田=ロサンゼルス JL16/JL15 HND発水曜日 LAX発木曜日
- 成田=バンクーバー JL18/JL17 NRT発土曜日 YVR発日曜日
欧州線
- 羽田=ロンドン JL43/44 HND発月水金 LHR発水金日
アジア線
- 羽田=バンコク JL31/34 BKK発火曜日のみ
- 成田=
クアラルンプール JL723/724 週2便 - 成田=ジャカルタ JL725/726 週1便
- 成田=ハノイ JL751/752 HAN発土曜日のみ
- 成田=
ホーチミンシティ JL759/750 SGN発土曜日のみ - 成田=マニラ JL741/742 火曜日のみ
- 羽田=香港 JL29/26 水土曜日 NRT発着で運航
- 成田=
台北(桃園) JL809/802 月火木土運航 - 成田=高雄 JL811/812 土曜運航
実際に運航される際は、上記便名のまま貨物取扱のみで運行されるものがあります。
実際の運用をチェック
いままでほぼデイリーで運行されていたHNDBKK線JL31/34便をチェックしてみました。
国際線777-300ERが投入されているのでよくチェックしているHND=BKK線です。
11日から17日まではデイリーで飛んでいます。減便運休情報では火土の週2便なので、12・16日は旅客取り扱い便、その他は貨物便としての運航と思われます。
このJL31/34は77Wでコロナ運休が始まった早いうちからデイリーでBKK線を飛んでいます。今回の減便運休発表後の18日、20日は運休のようですので、今後はBKK線も貨物含めて減便なのかもしれません。1週間後くらいにまたチェックしてみたいと思います。
さいごに
世界的に6月末までの国際線運休や大幅減便がノーマルな対応のようで、JALも6月末までの大幅減便を早々に決めました。
旅客便に関しては、各国の入国管理が平常化しなければ需要が復活することはありませんのでそう簡単に旅客が増えることはなさそうです。
7月以降に運航再開したとしても、旅行者が飛びつくようなバーゲン運賃以外はすぐに予約が戻ってくることは考えにくいです。
この6月のダイヤがコロナの影響下での「底」状態であるといいなぁとは思います。
14日発表以降の実際の運用状況は21日以降に再チェックしてみたいと思います。