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JAL: 使いかけ、残った国際線航空券の払い戻しをした結果

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3月末からのコロナウイルス感染拡大の影響によって、国際線の航空便の運航は軒並みストップとなりました。JALも例外ではなく、ほとんどの路線で運行を休止していました。

7月1日からのダイヤではかなり復便傾向がみられ、運航路線数も増えては来ました。しかし中国路線を中心に運休路線がまだまだ多数ある状況は変わっていません。

3月からの運休に入る前にチケットを発券していた場合の変更などの対応については特別対応がとられています。

私自身が海外発券の国際線航空券の払い戻しを2件したときのことを少し書いてみます。

払い戻しをした航空券

いくつか持っていた海外発券の航空券のうち、マレーシア発券は使い切っていました。手元に残っていたのは以下の2枚。
いずれも最終区間のみが残っていました。

GMP-HND/HND-ISG-HND/HND-GMP

ソウルから石垣往復の航空券。
ソウル羽田の往路がエコノミー予約クラスO、国内線石垣往復の往路Y復路J。羽田は往復ストップオーバーで石垣往復までは使用済み。

残っていたのは羽田ソウル、ビジネスクラスで予約クラスX、5月の連休に予約が入っていました。

ICN-FUK/FUK-HND/HND-GMP

2枚目はソウル福岡往復の航空券。
ソウル福岡はKEコードシェア直行便で予約クラスH。(だったと思う)福岡羽田はクラスJ 、羽田ソウルはビジネスクラス予約クラスX。福岡は目的地、羽田はストップオーバーで切り離していました。

こちらも残っていたのは最終区間の羽田ソウル。8月のお盆時期に使うために予約が入っていました。

1枚目の払い戻し手続き

5月の連休ソウルの往路用にとっておいたチケットです。

まずJALから予約便運休確定のメールが届きました。私の予約便は夜便でしたが、この時点ではまだ羽田朝発の1便のみ曜日限定で運行していました。

この時点では払い戻しはHP上でもできるが手数料不要の特別対応にはならないようで、特別対応での払い戻し手続きは電話連絡でするようでした。

メールの数日後にJALから電話が入り、運休のお詫びと対応について説明がありました。選択肢は複数ありました。

予約の変更

一つ目が予約の変更です。私の予約便であった夜便と、別のもう一便の昼の便は5月中の運休が確定していましたが、朝便は週1便のみまだ飛んでいたので曜日と便変更が可能というものでした。
この選択肢は通常時ならありですが、韓国もビザなし入国ができなくなっていたので無理でした。

有効期間の延長

有効期限の延長を1回受け付けてくれるというものでした。

当時よく聞かなかったのですが、ビジネスクラス予約クラスXの条件が引き継がれるなら有効期限延長後も有効期間内は予約の変更が可能だったのかもしれません。予約の変更が不可なら、新たな旅程をこの時点で決めるのは困難だったろうと思います。

さて、私の持っていたチケットの有効期間なんですが「6か月」

国際線航空券の有効期間は、国際線区間の発券予約クラスによって変化します。このチケットの国際線区間は、

  1. ソウルー羽田 エコノミー 予約クラスO 予約変更不可 有効期限6か月
  2. 羽田ーソウル ビジネス  予約クラスX 予約変更可  有効期限1年

という条件です。有効期限が違う場合は短いほうに合わせられてしまいます。そのためこのチケットは6か月有効となります。
そして、予約が入っていた5月初旬が有効期限ぎりぎりでした。

JALからの電話の時点では有効期限の延長が可能という話もオペレーターさんからありました。コロナの影響が落ち着く可能性のある夏以降に日程変更することが可能というものです。

日程変更の場合、私の場合は有効期限が延長されることになります。しかし、日程変更は基本的に1度だけっぽい言い回しなんですよね。有効期限も何度も延長になるのかどうか微妙、それが気持ち的に引っ掛かったことと、日程変更した日にJAL便が運航再開していたとしても、ビザなし渡航が解禁されている保証はないということがネックとなりました。

結果、日程変更もあきらめました。

払い戻し

この1枚目のチケットは払い戻しました。
払い戻しはJALからもらった電話でオペレーターさんに伝える形で完結しました。

クレジットカード支払いでしたので5月中旬の取り扱いで6月の明細に載っていました。

肝心の払い戻し額ですが、思っていた金額より少なかったです。
残っていた区間は羽田金浦のビジネスクラスで予約クラスは「X」です。激安ビジネスの「I」よりも一つ上の予約クラスでしたので韓国発券で諸税抜きで30,000W以上はしていたと思うのですが、払戻額は20,000円弱でした。

払戻額の計算は電話口ではできなかったのでお任せしてしまったのですが、払戻額をよく確認してから決断したほうが良いかもしれません。
条件次第では日程変更でチケットとして生かしておくほうがよいこともありそうです。

2枚目の払い戻し手続き

こちらのチケットは当初は8月のお盆に予約が入っていましたが7月に予約変更していました。

7月1日からのスケジュールが発表されて運休が決定し、まずJMBからの運休のお知らせメールが入ってきたのが6月11日でした。HP上では予約そのものが確認できない状況になっており、予約変更もできない状態でした。そのうちまた電話が来るのかな、と思い放置していたのですがそのまま2週間が経過。

今度はJALアカウントから再度運休のお知らせメールが来ました。

この2つのメールは以下のような内容でした。

この度はJALグループをお選びくださいまして、ありがとうございます。
以下の便が運休となりましたので、お知らせいたします。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。

運休の対象便などの詳細は以下JAL Webサイトでご案内しております。

■代替便にて旅行継続、または航空券有効期限の延長をご希望のお客さま
代替便への変更を1回承ります。元のご予約便出発日の前日までに
以下いずれかのご連絡をいただきますようお願いいたします。

[代替便にて旅行継続をご希望のお客さま]
代替便のお日にちがお決まりのお客さまは、お電話で承ります。

<代替便手配可能日>
以下の期間内にご旅行を終了する日程にて承ります。
・2021年3月31日まで(2020年12月15日~2021年1月15日除く)
なお、航空券の運賃に応じた予約クラスの空席状況により、変更を承れない場合がございます。

[航空券有効期限延長をご希望のお客さま]
代替便のお日にちがお決まりでない場合、次のご予約を手配せずに航空券の有効期限延長が
可能です。その後ご変更便が決まりましたら、お手元の航空券(eチケットお客様控え)の
発券日から1年以内かつ搭乗希望日の前日までに上記の代替便手配可能日のご予約を承ります。
有効期限延長のお申し込みは、以下より承ります。また、お申込みはお電話でも承ります。

有効期限延長専用受付フォーム

なお、現在お問合せ窓口が混雑し繋がりにくい状況となっております。
ご利用のお客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますことをお詫び申し上げます。
また、各国入国制限が厳しくなっておりますので、ご旅行の継続が難しい場合がございます。
事前にご確認のうえ、ご検討くださいますようお願いいたします。

代替便を選ぶこともリスクが大きく、有効期限の延長をしても今年の12月半ばまでの延長。渡航先が韓国ソウルという、入国できるかどうかの先行きがはっきりしない場所であったので今回は以下のチョイス。

■払い戻しをご希望のお客さま
以下より払い戻しの申請を承ります。
一度航空券有効期限延長を承った後に払い戻しをご希望される場合も、以下より申請を承ります。
払い戻し専用受付フォーム

払い戻し専用受付フォームについて

HP上の専用受付フォームにリンクから飛びます。

受け付けられるチケットの条件が記載されています。

私のチケットはソウル発券でしたのでJALの韓国サイトで購入しました。この受付フォームにはJAL.co.jpで購入したチケットという記載があったのですが、電話でやり取りするのが億劫で、ダメ元でこちらから申請したところ、HPから申請後2日後くらいでしょうか、以下のメールが来ました。

【JAL】新型コロナウイルス感染症の影響に伴う国際線払い戻し手続きについて

かっつ様

いつもJALグループをご利用いただき、ありがとうございます。

払戻手続きが完了いたしました。
口座へのご返金の時期につきましては2ヵ月ほど要する場合があります。
ご理解のほど、お願いいたします。

***********************************************
当メールは送信専用です。
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ですので、日本航空の131で始まる航空券であれば海外発券分でも問題なく手続き可能なようです。
肝心の払い戻し額はやはりわからず、カードの明細が出るまでわかりませんね。電話して聞けばいいんでしょうけど。
私の場合は、JALが顧客の怒りを買うような対応をとるとは思えないので信じて放置。なされるがまま納得するつもりでおります。

さいごに

コロナの影響で困っているのは私たち乗客ももちろんですが、航空会社はもっと大変でしょう。世界中で航空会社の破綻報道が出ている中、JALは政府援助等を受けるような報道も耳にしませんのでかなり頑張っているんでしょうね。

7月に入り国内線はかなりの復便となりました。飛んでいないのは国際線接続便くらいになってくるのではないでしょうか。

国際線も週2.3便からといった感じですが徐々に復便路線が増えてきています。

コロナ患者の大きな増加が起こることなく、順調に正常化へ向かってほしいものです。

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