世界の国々で、外出時のマスク着用が義務づけられる動きが出ています。
韓国が公共交通機関に乗る際のマスク着用を義務づけをすでに実施しています。
カタールやドイツが目立って動いているようですが、多くの国でマスク着用義務付けのシチュエーションが増えてきているようです。
ルフトハンザの対応
5月4日以降、ルフトハンザは機内でのマスク着用を「義務化」しています。この時点での義務化は、機内でのソーシャルディスタンス確保の難しさのための措置という感じでした。
これまでのマスク着用義務化というのは、あくまでも「要請」でした。義務付けますのでよろしくね!っていう程度の強制力のないものだったわけです。
今回発表されたルフトハンザの対応はさらに踏み込んだ対応となりました。
約款改正
今回のルフトハンザの対応は「約款」にマスク着用を追加した形になります。約款に盛り込むことにより、マスク着用に協力しない乗客を搭乗拒否できます。
今までは「マスク着用義務付け」という「要請」だったのですが、今後はマスクを着用しないと乗れなくなります。
約款改正は6月8日から適用されるそうです。
日本のエアラインの対応
日本の航空各社はマスクの着用について、
- 必ず着用・義務付け
- 要請
- 推奨
などに対応が分かれています。
あくまでも要請
日本の航空会社11社では、いまのところ「強制」でマスク着用義務付けしているところはありません。
なんだそれ?って感じですが、あくまでも要請であって強制ではないのです。
実際のオペレーション
機内での過ごし方について考えてみます。
どうしても乾燥しやすい機内ですので、体調が万全でも軽く咳払いや空咳をすることもやはりあります。このようなときにマスクなしでいると、乗客同士のトラブルを誘発しかねません。
少しくらい咳をする乗客がいたとしても、マスクをしているならやり過ごせる可能性が高いですよね。
航空会社側としては食事などの時間を除いてマスク着用義務化が最前の策であるのは言うまでもありません。乗客側からしても、感染リスクが下がるのはありがたいことです。
今後の対応
日本の航空会社もルフトハンザのように約款の改定に踏み切るところが出てくると思います。顧客ニーズからすると、マスク着用が感染リスクを下げることは明白です。乗客としても全員着用を求めている人の割合は高いと思います。
飛行機に乗るときはマスク着用が常識になってくるでしょう。
日本の航空会社も早いうちに約款の問題をクリアしておいたほうが良いように思います。
さいごに
まだまだコロナウイルス収束への道筋は見えません。
国内線は動き始めますが、第2波が来るのは時間の問題に感じます。
海外との行き来がかなり制限されているので、国内をどう抑えるかが重要なのは確かです。新たな感染者やクラスター発生を「飛行機の搭乗」から出さないことが大切ですので、運航を再開する各社さんには頑張っていただきたいと思います。