緊急事態宣言は解除となりましたが、まだまだ正常化には遠いようです。国内各地で新規感染者が発生していますし、世界各国もまだまだ沈静化には程遠い国が多いです。
日本国内では６月１日から国内線の増便や運航再開がアナウンスされ始めています。それにともなって、搭乗時のソーシャルディスタンス確保対策の各種対策なども対応が変わっていくようです。
７月くらいからは国内線での移動も増えてきそうな状況ですので、実際の搭乗時のマスクの着用について、現時点での対応をまとめてみました。
「必ず着用」と「推奨・要請」
６月１日以降の国内線運航１１社の対応について調べてみました。
マスクを「必ず着用」にしている航空会社（６社）
- JAL
- ANA
- AIR DO
- ソラシドエア
- ジェットスター
- 春秋航空日本
マスク着用を「推奨」「要請」している航空会社（４社）
- スカイマーク
- スターフライヤー
- ピーチ
- FDA
エアアジアジャパンは６月末まで運休のため不明でした。
「必ず着用」は義務付けではない？
JALが５月２９日に出したマスクのルールはこんな感じです。
空港および機内においては、マスクを必ずご着用ください。
なお、マスクの着用に同意いただけないお客さまで、発熱や体調がすぐれない場合などは、ご搭乗をお断りすることがございます。
※マスクの着用に関しては、幼児または着用が困難な理由のあるお客さまを除きます。
この文章の１行目を読むと、マスクは必ず着用していなければ乗れないような感じです。
ただ、読み進めていくと「同意いただけないお客様で～搭乗をお断りすることがございます」となっています。
日本の航空会社各社は基本的に「要請」
ここで注意です！、
「必ず着用」の航空会社でもあくまでも「要請」であって乗客に義務付けてはいない
ということです。
欧米系の航空会社では機内でのマスク着用が義務付けられている航空会社もありますが、日本の航空会社では「必ず着用」を要請しているだけだそうです。
航空会社的には着用してもらうようにしたいようなのですが、日本の航空会社の約款などの問題があるようで義務化するのが難しいというのが本音のようです。
さいごに
JALの６月以降の対応をみても、空港や機内でのマスク着用は義務付けしたい気持ちが伝わってくるような気がします。
実際の運用状況はわからないのですが、「必ず着用」を要請している航空会社でも、買ってこいまでは言わないでしょう。おそらくマスクをしていない乗客がいればマスクを無償提供して協力を要請したりしているものと思います。
日本人はマスクをすることにそれほど抵抗がない人が多いので大丈夫かもしれませんが、７月に入ると国外からの乗客も流入し始めるかもしれませんので、そうなると義務付けをしての運用のほうがよさそうな気もしますが、法令上の問題などもあるなら一筋縄にはいかないのかもしれません。
マスクも入手に困ることもなくなってきており、価格も下がっています。今後飛行機に乗る機会があるときはマスク着用で乗りこむのがいろんな意味で「安全」なように思います。
