コロナウイルス関連の影響でお隣の国台湾でも航空機は軒並み運休となっています。
日本と違って国内線はほとんどないに等しい規模なので、台湾の航空業界にとっては非常に厳しい状況です。
そんな中、台湾の航空4社(中華航空・エバー航空・タイガーエア・スターラックス航空)がそれぞれで疑似出国体験飛行を発売・運航して話題になっています。
最初は6月の松山空港発着ツアーでしたが、桃園空港発着エバー航空の2回目のツアーが催行されました。
運航概要
エバー航空の疑似出国ツアーは1回目が8月8日にありました。今回の8月15日のツアーは2度目になります。
運航ルート
台北桃園国際空港発着で飛行時間は約2時間45分となっています。
飛行ルートは2日間ともほぼ同じ。
- 桃園離陸後西の海上を北上
- 台湾北部海上を東へ進む
- 日本の与那国島へ南下し、付近で旋回
- 北ルートで台湾の北へ戻る
- 東側の海岸線に沿って南下
- 台湾最南端の鵝鑾鼻(がらんび)岬上空を西へ抜ける
- 高雄の南海上で旋回飛行
- 元来たルートを戻る形で東側の海岸線を北上
- 台湾の北側海上で西へ旋回して桃園に戻る
というようなルートになっています。
料金
エコノミー1人5,288台湾元 (約19,000円)
ビジネスクラスへのアップグレードが可能で、アップグレード料金はプラス1,000元
使用機材
サンリオの特別塗装機「ハローキティジェット」が使用されます。
使用機材はエアバスA330-300型機で、「ハローキティジェット」は3機あります。
「バッドばつ丸ファントラベルジェット」(B-16331)
「ドリームジェット」(B-16332)
「パーティージェット」(B-16333)
この3機はエバー所有の9機のA330-300の中では最も古い3機です。
15日は「ドリームジェット」のB-16332がアサインされました。
機内サービス
機内食が提供され、サンリオグッズや機内アメニティのプレゼント付きです。
エコノミーで日本円だと2万円を切る価格で機内食とおみやげ付ですからかなりお得ですよね。
便名は「BR我愛爸爸」
台湾では8月8日が父の日だそうです。
中国語で「パパが大好き」は「我愛爸爸」となり、
我=私
愛=愛する
爸爸=お父さん
の意味になります。
「我愛爸爸」と似た発音の数字の組み合わせを便名として使用したそうで、
我(wo)=5(wu)
愛(ai) =2(er)
爸爸(baba)=88(ba ba)
それにちなんで便名はBR5288便となったそうです。
同じく疑似出国ツアーを催行する中華航空のフライト便名も読み方にちなんだものがつけられていて、「七夕ツアー」なので「愛你久久(あなたをずっと愛する)」の意味でCI2099便となっているそうです。
運航ルートが「いいね!」
前回の8日のフライトでは高雄の南海上で、飛行機の軌跡で「ハート」を形作っていました。
今回はというと、、、
ハートの形を作っていた高雄の南の海上でいいね!まーくを作っていました。
乗客が乗った便でこういったアトラクションはなかなかやらないので、もし自分が乗ったフライトであればとてもうれしいでしょうね~、うらやましい!
さいごに
日本は国内線が充実しているので平常時より少ないとはいえ飛んでいますのでイベント的な飛行の話は聞きません。
初日の出フライトのような運航を日本でもしてみたらどうかなぁと思いますが、台湾のエバー航空の値段設定で2万円程度、JALやANAの初日の出フライトなんかは2人で窓側席込みだと5万円くらいします。
それからしたら、エバー航空5,288元や中華航空7374元の価格設定はかなりうれしい低価格です。
台湾はコロナの新規感染者はほとんどいません。日本のコロナ第2波が恨めしいですね。早く落ち着いてほしいものです。。。