日本航空(JAL)は国際線の夏ダイヤ、7月以降分を対象に、新型コロナウイルスの影響に伴う一部運休・減便・時間変更・臨時便設定について発表しましたのでまとめてみました。
私自身、ソウル発券の残り区間である予約が残っています。新しい羽田のサクララウンジを楽しみにしていたHND=GMPのビジネスクラスの予約です。なかなか復活は難しそうな韓国線の予約ですが、それ以外でも、今後の国際線の復便、運航動向は注視しているところです。
7月の運航予定
旅客取り扱いを行う便は以下の便になります。
赤字が今回の復便路線です。
青字が今回増便された路線です。
北米線
- 羽田=ニューヨーク JL6/5 週2便
- 羽田=シカゴ JL10/9 週3便
- 羽田=ダラス JL12/11 週2便
- 羽田=ロサンゼルス JL16/15 週2便
- 成田=ロサンゼルス JL62/61 週1便
- 成田=サンフランシスコ JL58/57 週2便
- 成田=バンクーバー JL18/17 週2便
ボストン・サンディエゴ・シアトルは運休継続です。
増便3路線はすべて週1便からの増便です。
欧州線
- 羽田=ロンドン JL43/44 週3便
- 羽田=パリ JL45/46 週2便
- 羽田=ヘルシンキ JL47/48 週3便
- 成田=フランクフルト JL407/408 週2便
貨物専用便として運航されていた3路線が旅客運用を再開するようです。
アジア線
- 羽田=バンコク JL31/34 BKK発のみ週2便
- 成田=バンコク JL707/708 BKK発のみ週1便
- 成田=
クアラルンプール JL723/724 週2便 - 成田=ジャカルタ JL725/726 週2便
- 成田=ハノイ JL751/752 HAN発のみ週1便
- 羽田=
ホーチミンシティ JL79/70 SGN発のみ週1便 - 成田=
ホーチミンシティ JL759/750 SGN発のみ週1便 - 成田=マニラ JL745/746 成田発週1便、マニラ発週2便
- 成田=大連 JL829/820 週1便
- 羽田=香港 JL29/26 週2便 NRT発着で運航
- 成田=
台北(桃園) JL809/802 週4便 - 成田=高雄 JL811/812 週1便
路線の純増はNRT=BKKとHND=SGNのみです。バンコクとホーチミンの増強が目立ちます。その他のアジア都市はあまり変更はありませんでした。
オセアニア・ハワイ・グアム
すべての便が運休となっています。
さいごに
世界的に7月からは国際線復便傾向にあります。JALも旅客取り扱い便を増やしてきています。
台湾と香港が先駆的にコロナ抑え込みに成功しており、旅客便も多めに飛んでいます。このところコロナ流行が比較的抑えられているとみられるタイとベトナムへの路線が増強されたのは好ニュースと捉えるべきでしょう。
状況が好転すれば、その他の国への運航便も増えていくと思われます。
しかし、旅客便に関しては各国の入国管理が平常化しなければ需要が復活することはありませんのでそう簡単に旅客が増えることはなさそうです。7月以降に運航再開したとしても、旅行者が飛びつくようなバーゲン運賃以外はすぐに予約が戻ってくることは考えにくいといえます。
この6月のダイヤがコロナの影響下での「底」状態であったといえるように、7月以降のダイヤでさらに復便・増便への動きが加速することを祈りたいところです。