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ZIP AIR: バンコクへ運航開始 6月3日から貨物専用便

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ZIPAIRの成田バンコク線が就航延期になっていましたが、6月3日から貨物便として運航をはじめるという発表がありました。

JALのSKYSUITEⅢに似た上級クラスシートやLCCとしては広いシートピッチなどが特徴で注目していた新規AIRLINE、貨物便で運行開始という前代未聞!?の事態になりました。

 

ZIPAIRの使用機材

元JALのボーイング787-8型機を2機導入しています。

JA822J
JA825J

2機とも2012年にJALに7機登録されたうちの2機で、787-8の初期導入初号機・2号機となります。

ZIPAIRでは今後のホノルル就航をふまえた増機も予定されています。機材は同じタイプのものを使うと予想されます。

JAL787-8の古い機体となるとJA824J~829Jあたりの2012年導入機が転籍してきそうです。親会社JALの1990年代デビューの767-300や777-200の更新もあまり進んでいないのですが、新規発注はA350-900XWBなのでZIPAIRにくることはないでしょう。

5月20日のJA825J

KIXでのZIP機の写真がSNSに流れていたので調べてみましたが、このルートで飛んでいました。JA822Jも19日にまったく同じルートを飛んでいます。

絶賛準備中といったところでしょうか。JA825Jは25日もKIX往復しています。25日は鹿児島まで行かずにKIX直行直帰でした。

成田からバンコク、ソウル仁川へ

当初、成田=バンコク線は5月14日に就航予定でした。

ZIPAIRのBKK線は4月9日の段階で就航延期が発表されており、チケットの販売も行っていませんでしたし、今現在も販売していません。

コロナウイルス流行の影響によりタイは国際線旅客の受け入れを停止しています。タイから出発する旅客便は旅客営業が可能な状況となっており、親会社のJALがJL31/34便のようにBKK発の34便のみ旅客取り扱いを行っている便があります。

しかし、ZIPAIRは折り返しのBKK=NRTのみの旅客営業はしないようです。

7月1日に就航予定の成田=ソウル仁川線も今のところチケット販売をしていません。約1か月前の現状で販売できていないので、こちらも路線開設がいつになるかは未定と思ってよいでしょう。

成田=バンコク線

運航は水・木・金・土の週4往復8便。

運航スケジュール

NRT=BKK ZG51 1720=2200
BKK=NRT   ZG52 2330=0745(+1)

運航はJALのコードシェア便になるようです。現時点で便名はわかりませんでした。

座席にも荷物を載せている航空会社がありますが、ZIPAIRは貨物室のみの運用です。

貨物室のみの運用で、乗客を乗せられる状況が整えばすぐにでも乗せられる状況にして運航するということでしょうね。

さいごに

将来的にアメリカ本土路線を就航したいというZIPAIRですので、ETOPSをクリアする必要があります。そのためには実績を積む必要があるので早く就航したいという思惑もあるでしょう。

LCCは5時間程度の飛行時間が限界のA320を利用している航空会社が多く、中距離線はA330-300が主流でした。A320しか持たないピーチがバンコク線を那覇発着で運行しているのは航続距離の関係です。

しかし、しばらくすると単通路機のA321LRがデビューします。ピーチやジェットスターが導入を決めている機材です。A321LR導入によって、東京や大阪から東南アジアもLCCの単通路機が就航可能になり、成田=バンコクもより競争が激しくなると思います。

わたしはJALびいきなので、シートピッチの広さなどの特徴を活かしてJAL系LCCのZIPAIRには頑張ってほしいと思います。

 

 

 

 

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