JAL系の中長距離LCC会社としてスタートしたZIPAIR TOKYOの運航が開始されました。
運航当初からの機材運用なども含めてまとめてみました。
ZIPAIRの2レター・3レターコード
ZIPAIRの2レターは「ZG」です。
今回運航開始となった便名はZG51とZG52です。
3レターは「TZP」となります。
使用機材
旧JAL所属機
初期導入となったのは以下の2機です。
787-8 JA822J JA825J
JALに所属していたボーイング787-8型機を2機導入しています。登録レジはJAL所属時のままです。
機内は2クラス制
ビジネスクラスは「ZIP Full-Flat」と命名されています。
JAL SKY SUITE Ⅲをミニターなどをなくして簡素化したようなシートで、名前の通りフルフラットシートを採用しています。設定座席数は18席です。
エコノミークラスは「Standard」という名称です。
JALの787-8はJAL SKY WIDER採用機はエコノミー3-3-2という珍しいシート配列でしたが、ZIPAIRでは3-3-3の標準的なレイアウトとなりました。
特徴としては、LCCの中ではシートピッチが広くなっており31インチ(79センチ)。これはJALの国内線仕様787-8の普通席と同じです。
運航路線
現在のところ2路線の開設が公表されています。
成田=バンコク(スワンナプーム)線
運航開始となったのは成田=バンコク線。当初は5月14日運航開始となっていましたが新型コロナウイルスの影響で延期されていました。
スケジュール
便名はZG51/52となっています。
ZG51 成田1720=バンコク2200
ZG52 バンコク2330=成田0745
運航日は水木金土 週4便です。
6月3日より貨物便として運航され、旅客取り扱いはなしでのスタートとなりました。
JL6705/6706としてコードシェア便となっています。
成田=ソウル(仁川)線
7月1日運航開始の予定でしたが延期が発表されました。
今のところ詳細は不明ですが、もともとJALが運航していたJL951/954の時間帯で運行されるのではないかと言われています。
機材運用
就航初便のZG51便はJA822Jが担当しています。
6月1日以降今日までの運航状況です。
JA822J
1日 NRT=KIX ZG985/986
成田関空でのテストフライトのようです。日によってルートが違います。この日は直行直帰だったようです。成田から鹿児島上空を回って関空へ下り、関空から成田へ直帰するルートが先月はよく見られていました。
NRT=BKK ZG51/52
運航日
3日 5日 10日 12日
6月3日の初便は822Jでした。
JA825J
NRT=BKK ZG51/52
4日 6日 11日に担当しています。
さいごに
貨物便でデビューという珍しいことになったZIPAIRですが、今後はソウル、そしてホノルル就航が控えています。
JALとのコードシェアなどがあるかもしれませんので目が離せない存在です。
はやくBKK線が旅客便として運航されるといいですね。