8月ダイヤから、若干ではありますが国際線の運航再開路線や復便路線がでています。
国内貨物便などでもみられた国際線機材の777-300ERですが、お盆明けからの約1週間の運用がどうなっているか確認してみました。
↓機材運用記事のまとめ版はこちら↓
前回までの運用状況の傾向
7月下旬までの運用では、
- シカゴ
- ロサンゼルス
- パリ
- バンコク
- シンガポール
国内貨物便でHND=CTSとHND=FUKを飛んでいました。
バンコクの旅客取り扱い便が羽田発成田着やその逆での運用になっています。
JAL国際線運航状況
8月1日以降のJAL国際線の運航予定は以下の通りです。
増便・変更・臨時等はオレンジで記載しました。
記載のない路線は運休です。
貨物便として運航している路線もありますが、ここでは旅客取り扱いのある便のみピックアップしています。
北米路線
- 羽田ーニューヨーク JL 6/ 5 週2便
- 羽田ーダラス JL12/11 週2便
- 羽田ーシカゴ JL10/9 週3便
- 羽田ーロサンゼルス JL16/15 週2便
- 成田ーロサンゼルス JL62/61 週1便
- 成田ーサンフランシスコ JL58/57 週2便
- 成田ーバンクーバー JL18/17 週2便
- 成田ーボストン JL 8/ 7 週2便
- 関空ーロサンゼルス JL69便のみ4日間運航
欧州路線
- 羽田ーロンドン JL43/44 週3便
- 羽田ーパリ JL45/46 週3便
- 成田ーフランクフルト JL407/408 週3便
- 羽田ーヘルシンキ JL47/48 週3便(8月14日にモスクワ経由JL49⇒47あり)
- 関空ーロンドン JL8422のみ8月5日に運航
- 成田ーウラジオストク JL423/424 (8月2日のみ)
アジア路線
- 羽田ーバンコク JL34 週2便(バンコク発のみ)
- 成田ーバンコク JL708 週2便(バンコク発のみ)
- 成田ーシンガポール JL711/712 週2.5便
- 成田ークアラルンプール JL723/724 週2便
- 成田ージャカルタ JL725/726 週2便
- 成田ーハノイ JL752 週2便(ハノイ発のみ)
- 羽田ーホーチミン JL70 週2便(ホーチミン発のみ)
- 成田ーホーチミン JL750 週1便(ホーチミン発のみ)
- 羽田ーマニラ JL78 週1便(マニラ発のみ)
- 成田ーマニラ JL745/746 週1.5便
- JL741/742 7月中に2.5往復運航
- 成田ー大連 JL829/820 週2便
- 羽田ー香港 JL29/26 週2便(成田発着で運航)
- 成田ー台北桃園 JL809/802 週4便
- 成田ー高雄 JL811/812 週1便
オセアニア・ハワイ・グアム
- 成田ーホノルル JL8782/8781 (臨時便4往復)
777-300ER
JALの777-300ERはすべて国際線仕様機です。
現在は13機が登録されており、コンフィグは1種類で統一されています。
4クラス制 F8 C49 PY40 Y147 244席
便名と運行区間
JL6/5 HND=JFK
JL8/7 NRT=BOS
JL10/9 HND=ORD
JL12/11 HND=DFW
JL16/15 HND=LAX
JL22/21 HND=PEK
JL29/26 HND=HKG
JL31/34 HND=BKK
JL33/32 HND=BKK
JL39/30 HND=DEL
JL43/44 HND=LHR
JL45/46 HND=CDG
JL47/48 HND=HEL
JL58/57 NRT=SFO
JL62/61 NRT=LAX
JL79/70 HND=SGN
JL407/408 NRT=FRA
JL707/708 NRT=BKK
JL711/712 NRT=SIN
JL723/724 NRT=KUL
JL725/726 NRT=CGK
JL751/752 NRT=HAN
JL759/750 NRT=SGN
JL809/802 NRT=TPE
JL829/820 NRT=DLC
JL869/860 NRT=PEK
運用状況詳細
機材別にみていきます。
記載例:
通常便名の場合は日付と便名のみを表記しています。
24/25 47-48
24~25日 JL47-48便 HND=HEL を意味します。
特殊な便名などの場合は、
24 CTS=HND 6776-6775
24日 新千歳羽田 便名 のように表記します。
期間中運航なし機材(2機)
JA732J JA735J
JA731J
17 10-9
22 45-46
JA733J
18 10-9
20/21 45-46
23 31-34
JA734J
16 46
20/21 10-9
JA736J
18/19 711/712
21/22 711/712
23 62
JA737J
18/19 45-46
24 10
JA738J
19 10-9
22 10-9
JA739
21 31-34
22 29-26
23 10
JA740J
16/17 711/712
18 62-61
20/21 711/712
22 62-61
JA741J
17/18 707-32
20 31-34
21 10-9
JA742J
16 10-9
18 31-34
22 31-34
JA743J
19 31-34
22 33-708
23 711
さいごに
率直に言ってかなり運航数が減っているなという印象です。
もともとエコノミーの座席数が147席しかなく、PYを入れても200席確保できません。
ある程度の乗客が見込める短中距離の路線では使いにくい機材です。
今就航しているバンコクやシンガポールは渡航者が限定的なため77wでも大丈夫な状況ですが、予約・搭乗者数が増えれば別の機材に変わると思われます。
HNDHKGに一度入っていますが787-9の機材繰りの応援ではないかと思います。その他はほとんど変わりない就航地です。
コロナ運休以降多かったHND=FUKの6773/6774便やCTSの6775/6776は今回なくなりました。
この国内貨物便がなくなっているのが、全体の運航数の減少分のかなりの部分を占めています。
少しずつ運航便が増えていきそうだった中での第2波で復便傾向に水を差された格好です。路線によっては満席で予約が取りにくい路線などもあるようで、渡航条件が整えば需要はあるので徐々に戻っては行くと思います。
次回は9月に入ったら運航状況の確認をしてみたいと思います。