JALでは、9月3日から国内線機材に新たな特別塗装機がデビューしました。
その名も「アマビエJET」
内容と就航から5日間の運用状況をまとめました。
※画像は767-300の別機材
アマビエJET 概要
今回のアマビエJETは整備士の発案で実行されたようです。去年の「黄色いコンテナ」に続く、地上スタッフ発案の案件ですね。
機材
国内線用767-300ERが使われています。
使用機材は「JA613J」
コンフィグはA25です。
コンフィグA25
A25 F5J42Y205 JAL SKY NEXT機材
国内線には14機の767-300がいます。3タイプのコンフィグがあります。
- A25(9機) 252席 F5 J42 Y205
- A27(5機)261席 J42 Y219
- A41(2機)237席 C30 Y207
613JはA25です。F付の767は9機しかありません。
F付ですのでHNDからOKA・CTS・ITM・FUKで使われています。
A41と国際線A43の違い
脱線しますがw
A41は2機、A43は4機JALに存在します。
A43のJA651~654Jは比較的新しい機材です。
A41はJA610J.611J。
A41は国内線機材としてHPに出てきます。 A41機材はもともと国際線機材なのですが、JALHP上は国内線機材になっており、国際線仕様のスカイラックスシートとエコノミークラスシートで国内線を飛んでいます。
A43は国際線用スカイリクライナー機材で、こちらは主に国際線で使われています。
A41とA43は座席配列がほぼ同じですが、エコノミー定員の差が10名あります。
23列目の2-3-2の7席と65列のセンター3席があるかないかの違いのようです。
デカール?塗装?
最近ですとANAのB737-500が花束「デカール」を貼っていました。
分かりやすく言うと、デカールは「シール」です。
印刷されたシートを「貼る」感じ。
それに対して今回のアマビエJETは「塗装」です。
塗装位置
今回話題になっているのは「塗装位置」です。
通常の目線では見えない、機体の底面に塗装されました。
そのため離着陸時の下からの目線でしか見ることができません。
アマビエ塗装の位置は機体下部。
座席番号で普通席最前列の15列目辺りの下部になります。
どこで見れるのか
伊丹の下河原や千里川土手がベストでしょう。
今のところFUK・CTS線にアサインされたのは1往復づつだけのようですが、
アサインされれば福岡空港RWY16&34エンドが好スポットになりそうです。
JA613J 運用状況
3日から7日までの5日間をざっと見でまとめますと以下の便名になります。
- JL901-902 OKA 4往復
- JL119-124 ITM 4往復
- JL131-134 ITM 3往復
- JL307-310 FUK 1往復
- JL527-528 CTS 1往復
9月3日
JL901-902 HND-OKA
9月4日
JL901-902 HND-OKA
JL119-124 HND-ITM
JL131-134 HND-ITM
9月5日
JL901-902 HND-OKA
JL119-124 HND-ITM
JL131-134 HND-ITM
9月6日
JL307-314 HND-FUK
JL119-124 HND-ITM
JL527-528 HND-CTS
9月7日
JL901-902 HND-OKA
JL119-124 HND-ITM
さいごに
おもしろい特別塗装機が登場しましたね。
顧客満足度の高いJALならではだと思います。
コロナの影響で経営の厳しい中である意味無駄な出費なわけですが、早期のコロナ収束、正常化を心待ちにしています。