日本航空/JAL PR

JAL、国際線航空券の有効期限延長 来年3月31日までの代替便選択可能に

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

新型コロナウィルス拡大に伴う国際線航空券の取り扱いについて

「新型コロナウィルス拡大に伴う国際線航空券の取り扱いについて」という発表が4月17日に更新されました。

先日、私の持っていた予約に関する対応の記事

JAL:国際線運休で電話来ました 払い戻し手続きはこんな感じコロナウイルス関連の運休減便が航空各社で続いています。 今日現在、私もJALで国際線3フライトの予約が手元にあります。 そのうち...

の内容より一段進んだ感じです。

今回の発表の前は、6月30日までの便にのみ予約変更可能でした。

対象となるのは?

JALで発券された131で始まる航空券

航空券番号が131で始まるのがJALのチケットです。ちなみにANAは205です。

どの便が対象になる?

日本発着のすべての便が対象になるそうです。

  1. 発券日 2020年4月17日まで
  2. 搭乗日 2020年5月31日までの搭乗分
  3. 4月17日以降に申し出る

以下のような但し書きがあります。

  • 既に新型コロナウィルス拡大に伴い変更手続き済みの航空券についても1回に限り、航空券の延長および変更が可能です。
  • 上記期間内であっても、払戻手続きを実施済みの航空券については対象外です。
  • 出入国制限に伴い変更・払い戻しをご希望のお客さまは、ご購入日(発券日)の指定なく、変更・払い戻しを承ります。
  • 日本国外在住者向け日本国内線運賃についても対象です。

私が先日解約払い戻しを選択した予約は払い戻し手続きを実施済みにあたりそうですのでダメそうです。

実際の手続きは?

航空券の変更

今回の発表前の段階では、2020年6月30日までの日程に予約変更が可能でした。

今回の発表で、6月30日までにプラスして、
2020年12月15日~2021年1月15日を除く2020年9月1日~2021年3月31日の期間の便に予約変更できるようになりました。

変更は1回のみ可能で、搭乗日の変更が可能になるようです。同じ日に複数便飛んでいる路線は便変更は不可なんでしょうか、ちょっと気になりますね。

予約変更先の日程として選べるようになったのはクリスマス~正月期間を除くかなり長い期間になります。
上手く日程変更すれば週末や連休の値段の高い時期にお得な旅ができるかも?しれませんね。

これらの変更に関する注意事項は以下のようなものが出ています。

  • JAL Webサイトでの手続き不可。JAL国際線お問い合わせ窓口へ連絡が必要。
  • 日本国外在住者向け日本国内線運賃はJALWebサイトでは承れません。お手数ですが、JAL国際線お問い合わせ窓口までご連絡をお願いいたします。

まあ、特に問題ある内容はないので大丈夫でしょう。
ステータスホルダー向けの問い合わせ窓口はそれほど気にすることなく電話がつながると思いますが、一般問い合わせ窓口はかなり混雑して繋がりにくいと思います。

有効期限延長

代替便の日程が決まらない場合、航空券の有効期限を延長してくれることになりました。

いま持っている航空券に印字された搭乗予定日の前日までに、問い合わせ窓口に連絡を入れる必要があります。

新しい搭乗日は、以下の期間内に旅行を終了する旅程に設定できます。
搭乗希望日が決まったら、

航空券の発券日から1年以内の期間に、新たに希望する搭乗日の前日までに
JAL国際線お問い合わせ窓口まで連絡する。

代替便期間

  • 2020年6月30日まで
  • 2020年9月1日~2021年3月31日(2020年12月15日~2021年1月15日を除く)

予約の変更と期間は一緒です。有効期限が間近な方への救済ですね。

新たに搭乗日に設定する日がチケットの有効期限以降でも、変更後の搭乗日まで有効期限が延長されるということになります。

こちらも取り扱いはJAL Webサイトでは不可です。
JAL国際線お問い合わせ窓口まで連絡が必要です。

払い戻しについて

運賃規則にかかわらず取消手数料なしで払い戻しが可能になります

航空券ご購入時や変更時の航空券取扱手数料の払い戻しは不可です。

航空券取扱手数料とはなんぞや?という方もいるかもしれませんが、国際線航空券を電話でオペレーターを介して購入したり、JALプラザや空港のカウンターで購入するときにかかる手数料のことです。日本国内ですと5,500円かかります。
webサイトでの購入であれば航空券取扱手数料がかからないので、複雑な行程を電話で購入した場合など以外ではほとんどの方が該当しないと思います。

Webサイト上で払い戻しが手数料なしで完結する条件

JAL Webサイトにて購入された航空券が、今回の特例払い戻しに該当する未使用航空券であれば出発の前日23:59までJAL Webサイトで払い戻しが可能。取消手数料なしで払い戻しが可能です。

以下のような表示が出るようです。

取り消し・払い戻し手数料は免除になります。

この表示がなかった場合は手数料免除が適用されていないと判断できるようですので、実際の払い戻し手続きに際しては注意してください。

搭乗予定日を過ぎた場合の救済

変更不可の航空券や有効期限が間近であったために変更をあきらめていた方も多いんでしょうか。

今回は搭乗予定日を過ぎた場合でも条件にあてはまる場合は以下期間内でお電話にて払い戻しの特別取扱を実施してくれます。

〔旅行開始前〕
発券日から1年30日以内もしくは2021年4月30日のどちらか先の日付まで

〔旅行開始後〕
旅行開始日から1年30日以内もしくは2021年4月30日のどちらか先の日付まで

JAL Webサイトで操作ができない場合や、手数料が適用されてしまう場合もあるようです。そんな時はWeb上での手続きを進めずに、JAL国際線問い合わせ窓口へ直接連絡すれば対応できるようです。

アップグレード特典を含む、または全区間未使用で出発日を過ぎた対象航空券の払い戻しについては、払い戻し専用受付フォームがWeb上に用意されていますので電話をしなくても手続きできる方はこちらが便利かもしれませんね。

さいごに

コロナウイルス影響拡大のための運休・減便は、今のところ5月末までが発表されています。旅客運送の収入がほとんどない状態で、払い戻しの対応に追われているというのが現状ですので、経営への影響も気になるところです。

例年、ゴールデンウィーク後の5月中は日本発の国際線の場合、1年で一番航空券が安い時期にあたります。6月、7月と少しづつ値上がりして、夏休み期間前までは比較的低需要な時季です。

海外はビザや出入国制限などの渡航条件が多くの国で変更になっているので、個人的には6月以降も国際線は厳しい状況かなぁと思っています。
比較的低需要なこの時期にコロナの影響が落ち着いて、ビザ免除や出入国の待機期間などが解消されて旅客便も徐々に正常化してくれるたらいいなぁと願っています。

コロナで欠航 キャンセル 払い戻し ピーチの対応について 台湾旅行がキャンセルに コロナウイルスの影響で海外渡航はかなりハードルが高い状況です。私も予定していた台湾旅行がキャンセルになりま...

 

 

 

 

こちらの記事もおすすめ