8月に入り、わずかではありますが国際線は増便されていました。まだまだ本来の運航に戻るには程遠いものの、よい傾向だと思っていました。
国内線も復便傾向にあったのですがコロナ第2波の影響で再び減便、お盆明けからまた減便・運休が増えてくるようです。
国内線復便で国際線機材の国内線運用も増えていたので、機材運用にもどのような影響があるのか見てみたいと思います。
JAL国際線機材787-9シリーズの運用状況をお盆明けからの約1週間分でまとめました。
↓機材運用記事のまとめ版はこちら↓
前回までの運用状況の傾向
787-9は全機が運用に就いていました。
北米線と欧州線はほぼ787-9で運航されています。
中距離のジャカルタ・クアラルンプール・ハノイ・ホーチミン、短距離の香港・台北は787-9がよく運用に入っています。
成田大連線は7月までは787-8が飛んでいたことが多かったのですが、予約が満席らしく需要増で機材が大型化される形で787-9が入っているようです。
国内線では貨物便も含めて運用なし、国際線区間での6000番台貨物便名での運航もありませんでした。
787-9
787-9は全て国際線仕様機で20機登録されています。
コンフィグは3パターンです。
- W71(8機) 195席 C44 PY35 Y116 JA861J~868J
- W91(4機) 203席 C52 PY35 Y116 JA869J~872J
- W92(8機) 239席 C28 PY21 Y190 JA873J~880J
Cクラスのシートは2種類。
W71 JAL SKY SUITE
W91.92 JAL SKY SUITEⅢ
エコノミーはSKY WIDERです。
いまはコロナの影響で運用が乱れている印象ですが、通常であれば、主にW71が長距離線、W91/92が中距離線を飛んでいます。
運用状況詳細
機材別にみていきます。
記載例:
通常便名の場合は日付と便名のみを表記しています。
24/25 47-48
24~25日 JL47-48便 HND=HEL を意味します。
特殊な便名などの場合は、
24 CTS=HND 6776-6775
24日 新千歳羽田 便名 のように表記します。
JA861J
17 43-44
18 16-15
20 47-48
22 16-15
24 12-11
JA862J
16 47-48
17 6-5
19 6-5
23 43-44
JA863J
17 12-11
19 47-48
20/21 6-5
JA864J
16 NRT-SGN-HND 759-70
19 HND-BKK-NRT 33-708
19/20 8-7
バンコクの33-708は22日は777-300ERが飛んでいます。26日は787-9で運航されるようですので曜日によって機材が変わるのかもしれません。
JA865J
15/16 8-7
18 809-802
19 407-408
20 62-61
22/23 8-7
JA866J
20 12-11
21 16-15
23 22-21
JA867J
18 47-48
19 12-11
21 47-48
22 12-11
24 43-44
JA868J
16 43-44
17 16-15
19 43-44
20 16-15
22 47-48
23 47-48
24 6-5
JA868JまでがW71機材です。
JA869JからはW91機材となります。
JA869J
22 725-726
JA870J
16 723-724
18 725-726
19 809-802
20 407-408
21 751-752
23 725-726
JA871J
16 725-726
18 723-724
19 NRT=ORD 6710-6709
21 723-724
23 723-724
JA872J
16 407-408
18 751-752
19 723-724
20 725-726
21 725-726
22 NRT=ORD 6710-6709
JA872JまでがW91機材です。
JA873JからはW92機材となります。
JA873J
16 12-11
18/19 39-30
20 29-26
21 29-26
22 6-5
JA874J
20 809-802
22 829-820
23 29-26
JA875J
16 809-802
17 809-802
18 829-820
19 29-26
20 829-820
21 809-802
22 58-57
JA876J
16 751-752
18/19 8-7
21 759-750
22 809-802
23 809-802
JA877J
17 29-26
18 43-44
19 16-15
21 12-11
23 12-11
JA878J
16 58-57
17 58-57
19 58-57
20 58-57
21 58-57
23 759-750
JA879J
16 16-15
18 12-11
20 43-44
22 43-44
23 16-15
JA880J
16 29-26
17 NRT=ORD 6710-6709
18 58-57
19 NRT-SGN-HND 759-70
20/22 HND-SYD-NRT 51-52
787-8が主に就いているシドニーに入っています。便名は羽田発着の51/52便ですが、戻りは成田へ飛んでいます。シドニーは9月から羽田と成田から週1便づつの旅客取扱便が復活し、成田発着に771/772便が復活します。
運用が確認できなかった機材
今回の期間中の787-9は全機運航でした。
便名と運行区間一覧
JL6/5 HND=JFK
JL8/7 NRT=BOS
JL10/9 HND=ORD
JL12/11 HND=DFW
JL16/15 HND=LAX
JL22/21 HND=PEK
JL29/26 HND=HKG
JL31/34 HND=BKK
JL33/32 HND=BKK
JL39/30 HND=DEL
JL43/44 HND=LHR
JL45/46 HND=CDG
JL47/48 HND=HEL
JL58/57 NRT=SFO
JL62/61 NRT=LAX
JL79/70 HND=SGN
JL407/408 NRT=FRA
JL707/708 NRT=BKK
JL711/712 NRT=SIN
JL723/724 NRT=KUL
JL725/726 NRT=CGK
JL751/752 NRT=HAN
JL759/750 NRT=SGN
JL809/802 NRT=TPE
JL829/820 NRT=DLC
JL869/860 NRT=PEK
さいごに
運用路線は前回からあまり変化なく、欧州線・北米線はほぼ787-9です。
アジアはジャカルタとクアラルンプールは787-9がレギュラー投入は相変わらず。
ハノイとホーチミンにも今回は787-9で運用が入っています。
その他に短距離アジアの香港と台北がよく入っています。
大連線も787-9で定着しています。利用者が多いようで、W92機材が使われています。
JA864Jのバンコク33-708は26日にJA878Jが再度就いています。週1便は787-9運用かもしれません。
前回は777-300ER運航だった成田シカゴの貨物便JL6710/6709が787-9運航になりました。
シドニー線に787-9が入りましたが、今後も継続するのかどうか次回確認してみたいと思います。
8月末までは国際線旅客便に変更はないと思いますが、お盆明けの国内線減便に伴って変化があるかもしれないので、しばらくしたらまた運用状況を確認してみたいと思います