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中国語初心者はスピーキングはあきらめて、筆談にしておこう!

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初心者に正確な発音はムリ

発音は練習しない

中国語での会話で日本人が中国語を話すのは「超」ハードルが高いです。そのハードルは「発音」です。これは手ごわい存在で、数日でモノにできるレベルではありません。

例えば、日本人にとってむずかしい発音としてよく出てくる例が「an」と「ang」です。

「an」は日本語で「案内」のアンを発音するときの舌の位置で口が横に開く

「ang」は日本語で「案外」のアンを発音時、口は縦に開いて舌はどこにも触らない位置

やってみました?なるほどね~、できそうかもって感じですか?

「en」と「eng」ならどうでしょう?「en」はローマ字読みなら「エン」ですが、実際には「アン」と「エン」の中間くらいの音で上の歯にしたが付くそうです「eng」のほうはアとオの中間の音で舌はどこにも付けないんだそうです。

もうこの時点で話すの辞めたくなってきませんか、中国語。

スピーキングで発音をちゃんとしようとすると”絶対に”挫折します!

一応読めるようにしておく程度で止めておくことを勧めます。きちんとした発音にこだわるのはもっと語学レベルが上がってから。
単語を覚えて文章を作れて、間違った発音であってもスラスラ喋れるレベルまで達してから直すつもりで十分です。

あとから発音を直すのは大変だという方もいますけど、難しい発音の練習に費やす時間を単語力やフレーズ暗記、リスニング力の向上に使ったほうが有意義です。

日本語訛りの中国語はあまり通じないけれど…

わたしの知る他の中国語圏の国に比べて台湾の人々はおおらかな感じがします。観光客の日本人に慣れている人も多いので、たどたどしい日本人の中国語にもかなり付き合ってくれる印象です。

しかし、観光客慣れした一部の地域以外では中国語のフレーズを日本語訛りで話してもほとんど通じないと思ってよいくらい、日本人にとって中国語の発音は難しいです。

基本的に、話しても通じないと思って話しましょうwww

話しをするときは間違えていてあたりまえ、通じなくてあたりまえです。

  • 間違えてもかまわない
  • 間違えなんて気にしない
  • 間違えても恥ずかしがらない
  • 通じなくてもガッカリしない

たどたどしくてOK。とにかく通じさえすればOKという気持ちが大切です。

日本人が外国人の間違えている日本語を聞いてもある程度理解できるように、中国語ネイティブの人たちも間違った中国語をある程度は理解してくれます。

間違った言葉を話すのは恥ずかしいとかダメなことだなんていう感覚を捨てましょう。

通じたらラッキー、それぐらいに思っておくと気が楽でいいですよ!w

さっさとあきらめて次に行きますwww

日本語と中国語の話し方の違い

ガイドブックに載っているような簡単な単語があります。これをすべて完璧に覚えて現地に行って話しかけても、単語単位で発音しても最初のうちはほとんど通じないですwww

日本語特有の抑揚のない、リズム感の無い話し方で中国語を話しても通じない

英語ならまだなんとなく通じるんですよ、これ。

でも中国語には日本語の発音にない音があったり4声という抑揚があるのでなかなか通じないのです。もし通じたとしたら、よほどのセンスを持った方だと思います。

よく使う「要 yao」ってありますが、中国語ネイティブが「要」というときの話し方はかなり力強く発音します。「やお。」じゃなくて「ヤオ!!!」なんですよね。

通じたように感じるのは相手の方の推測能力に頼っているといってよいです。

その推察能力に引っかかるように話すには、はっきりと力強い発音をすることを心掛けるとよいです。

はっきり話す、力強く発音する、リズム感をもって話す。
このあたりが日本人の弱いところです。

漢字で意味はなんとなく分かる

夜市で買い物するとします。私が大好きで買い方もとても簡単な「葱油餅」を買うとしましょう。

まず、予習した単語の中に葱油餅が入ってなければもちろん「ツォンヨービン」の読み方なんて知りません。

看板には「原味」とか「加蛋」の文字も見えるでしょう。でも、ほとんどの日本人は文字の感じで意味はだいたいつかめます。「原味」はオリジナル、「蛋」は頻繁に出てくるのですぐ覚えます、鶏卵ですね。

感じから意味はなんとなく分かるけど発音が分からない

「yuan wei」の発音も地味に日本人には難しいです。「jia dan」でさえも最初のうちは発音がわかりませんから苦労します。

一つ欲しい時に「一個(个)」をいいますが、「個」の発音「ge」も日本人にはなじみのない音で、正確に発音しようと思うとなかなか難しいです。

読めないことがものすごくストレスになりますが、中国語がよくわからない最初のうちは仕方ないことなのであきらめましょう。美味しかったものや必要なものの名前なんかはすぐに読み方も覚えていきますから大丈夫。

指差しできるなら指差し会話

不好意思、我要个一个

プーハオイースー、ウォヤオヂャーグァイーグァ
すみませ~ん、これ一つください
(指差しながら、欲しい数も指で示す)

よく使う数で1~5を示すハンドサインは日本と同じでOK。日本は6以降は両手使いますが台湾は片手です。

  • 6:親指・小指を立てる(ハワイのシャカと一緒)
  • 7:親指・人差し指を立てる
  • 8:親指・人差し指・中指を立てる
  • 9:親指・人差し指・中指・薬指を立てる
  • 10:両手の人差し指で漢字の「十」を作る

わたしは薬指と小指が連動するので9ができませんwww

さて、上の文章の例で重要なところはなんでしょう。

不好意思は你好でも十分。

我要で欲しいという気持ちは伝わります。我の抑揚や要の強い発音を大げさにするように心がけます。うおぅ やお!!!

「これ」の「个」は発音むずかしいやつ「zhege」です。ぢゃぐぁ、みたいな感じ。こういうのが出てきたら指さしてこれって言いましょう。

「一つ」は「一个」です。さっきのハンドサインで数は伝わるので、発音の悪さは気にしなくて大丈夫。

最終手段は筆談

どうしても思っていることが伝わらない場合は迷わず筆談しましょう。

ちいさなメモ帳とペンは必ず持っておきます。

食堂でメニューがなく、伝票もない、口頭で注文しなければならない。そんな場合がどうしても出てきます。そしてこのパターンは日本人にとってとてもきつい状況です。

ルーローハンくらいなら通じるけれど

「ルーローハン」や「しょうろんぽう」は日本語です。

中国語だと「るぅろうふぁん」「しぁぉろんぱお」みたいな感じです。

このくらいなら日本語読みでも通じるときもありますが、ピンイン表記はローマ字読みで発音がほぼ同じものと、発音が全く違う音のものとあるので注意が必要です。

滷肉飯の「飯」は日本語読みでは「はん」ですが、ピンイン表記は「fan」で発音は「ファン」です。

小籠包の「包」はピンイン表記は「bao」です。バオに読めますが実際の発音は「ぱお」になるような感じのものがたくさんあります。

日本人のにわか中国語が通じない理由の一つはこれですね。

通じなかったら書く

街の食堂に入ってメニューが壁の看板だけの場合、紙に書いて見せましょう。これができるのは日本人の特権です。

肉羹湯(肉焿湯)という肉団子のスープがありますが、ロウとタンは読めるけど真ん中の難しい漢字「がん」が読めない。こんなシチュエーションは何回も出てきます。

迷うことはありません。読めなかったら紙に書いてみせて注文したらいい、それだけです。

さいごに

最初のうちはなにもしゃべれないし何も聞き取れない時期があると思いますが、少しずつ慣れていきます。慣れていくまでを乗り切るために筆談はとても役に立ちます。そして、書くということでそれが知識として残っていくので一石二鳥なわけです。

本当は言葉で、中国語で相手に伝えたい内容は筆談で書けるようにしておきましょう。

会話フレーズを覚えるときに書けるようにしておくことで、言葉が通じなかったときに文字が会話を取り持ってくれます。そして、いずれそのフレーズを使って話しができるようにもなります。

まずは筆談で中国語を話す。とても楽しいですよ。

ぜひやってみてほしいです。

 

 

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