JALの国際線仕様767-300ERはしばらくほとんど運用に入ることなく地上待機の機材が多くなっていたのですが。このところ国内線に投入されていました。
しかし、新型コロナの第2波の影響で再減便が始まってしまったため、その後の動向がどうなるのか気になるところ。
前回記事のお盆前から、今回のお盆明け後の運航状況について調べてみました。
767-300ER
JALの767-300ERは29機が在籍しています。国際線仕様機15機・国内線仕様機14機です。767-300型機も国内線仕様に3機が残っています。
コンフィグは5種類。
A25・27が国内線仕様機、
A41・43・44が国際線仕様機です。
A41はJAL スカイラックスシート・エコノミークラスシート。
A43はJAL SKY RECLINER・エコノミークラスシート。
A44はJAL SKY SUITEⅡ・JAL SKY WIDERになります。
- A25(9機) 252席 F5 J42 Y205
- A27(5機)261席 J42 Y219
- A41(2機)237席 C30 Y207 JA610J.611J
- A43(4機)227席 C30 Y197 JA651~654J
- A44 (9機)199席 C24 Y175 JA606~608. 616~621J
前回までの運用状況の傾向
全部で15機の国際線仕様機のうち、6機は運用なしでした。
復便していた成田=新千歳線JL3049/3040に、JAL SKY SUITEⅡ・JAL SKY WIDERのA44機材が投入されていました。
羽田発着の国内線にはJAL SKY RECLINER・エコノミークラスシート機のA43機材が入っていました。
機材別運用詳細
記載例 24 CTS=HND JL6776/6775
24日 新千歳羽田 往復 便名 です。 片道の場合は~を使っています。
期間中運航なし機材(10機)
A41機材 JA611J
A43機材 JA651J JA654J
A44機材 JA606J~608J JA618J~621J
JA610J
17 631-632
19 631-632
21 631-632
A41のスカイラックスシート・エコノミークラスシート機
JA616J
16/17 NRT=CTS JL3049/3040
A44のJAL SKY SUITEⅡ・JAL SKY WIDER機
JA617J
22 NRT-KHH JL811/812
成田高雄線の国際便ですが、国際線運用も少なくこの1便だけでしたので記載しておきます。
JA652J
17 577-574
18 643-644-649-650
19 6777-6778
A43のJAL SKY RECLINER・エコノミークラスシート機です
羽田新千歳の貨物便に就いている日があります。
JA653J
18 6777-6778
21 6777-6778
A43のJAL SKY RECLINER・エコノミークラスシート機です。
こちらも羽田新千歳の貨物便に就いています。
国内線旅客取り扱い便に就いた767-300ER国際線機材は…
羽田路線は引き続きA43・SKY RECLINERのJA652JとJA653J。変化としては、あまり見かけない6777/6778の貨物便を飛んでいる点です。
A41・スカイラックスシートの610Jが羽田熊本線に3日間就いています。
国際線は週1便の成田高雄線が767-300ERで固定。22日に617Jがアサインされています。
さいごに
本当に、ほとんど飛んでいなかった767-300ER国際線機材が少し飛び始めたと思った矢先のコロナ第2波。また減便が進むということで復便されていた成田新千歳も再運休となってしまいました。
今回3便が確認できた羽田新千歳の貨物便ですが、777-200ERが主に飛んでいるJL6775/6776は見かけるものの、JL6777/6778に関しては今後も運航がありそうな気配は今のところ感じません。
せっかくの復便傾向に水を差されてしまい、767シリーズはまた地上待機が増えそうです。一部機材は退役が早まったりするかもしれませんね。
機材運用は、9月ダイヤに入りましたらまた確認してみたいと思います。