9月に入りました。国際線は数路線で旅客取り扱い便が増便となっています。まだまだ本来の運航に戻るには程遠いものの、よい傾向です。
ほぼ国際線のみで運航されている787-9は、旅客取り扱いの無い貨物便としての運行も含めてJALの国際線の中ではかなり稼働している機材です。
JAL国際線機材787-9シリーズの運用状況を9月1日付近からの約1週間分でまとめました。
↓機材運用記事のまとめ版はこちら↓
前回までの運用状況の傾向
787-9は全機が運用に就いていました。787-9がよく入っている路線は以下のようになっています。
- 長距離線の北米線と欧州線はほぼ787-9で運航
- 中距離線のジャカルタ・クアラルンプール・ハノイ・ホーチミン
- 短距離線の香港・台北・大連
上記の他、
国際線区間での6000番台貨物便名NRT=ORD JL6710/6709がW91/92機材で運航されました。
国内線区間では貨物便・HNDNRTのフェリーも含め、運用なしでした。
787-9
787-9は全て国際線仕様機で20機登録されています。
コンフィグは3パターンです。
- W71(8機) 195席 C44 PY35 Y116 JA861J~868J
- W91(4機) 203席 C52 PY35 Y116 JA869J~872J
- W92(8機) 239席 C28 PY21 Y190 JA873J~880J
Cクラスのシートは2種類。
W71 JAL SKY SUITE
W91.92 JAL SKY SUITEⅢ
エコノミーはSKY WIDERです。
いまはコロナの影響で運用が乱れている印象ですが、通常であれば、主にW71が長距離線、W91/92が中距離線を飛んでいます。
便名と運行区間一覧
北米路線
JL6/5 HND=JFK
JL8/7 NRT=BOS
JL10/9 HND=ORD
JL12/11 HND=DFW
JL16/15 HND=LAX
JL58/57 NRT=SFO
JL62/61 NRT=LAX
欧州路線
JL41/42 HND=LHR
JL43/44 HND=LHR
JL45/46 HND=CDG
JL47/48 HND=HEL
JL407/408 NRT=FRA
東南アジア・南アジア路線
JL39/30 HND=DEL
JL31/34 HND=BKK
JL33/32 HND=BKK
JL77/78 HND=MNL
JL79/70 HND=SGN
JL707/708 NRT=BKK
JL711/712 NRT=SIN
JL723/724 NRT=KUL
JL725/726 NRT=CGK
JL745/746 NRT=MNL
JL751/752 NRT=HAN
JL759/750 NRT=SGN
東アジア路線
JL22/21 HND=PEK
JL29/26 HND=HKG
JL85/86 HND=PVG
JL87/88 HND=CAN
JL809/802 NRT=TPE
JL829/820 NRT=DLC
JL869/860 NRT=PEK
オセアニア路線
JL771/772 NRT=SYD
JL773/774 NRT=MEL
運用状況詳細
↓↓9月の国際線運航状況はこちら↓↓
機材別にみていきます。
記載例:
通常便名の場合は日付と便名のみを表記しています。
24/25 47-48
24~25日 JL47-48便 HND=HEL を意味します。
特殊な便名などの場合は、
24 CTS=HND 6776-6775
24日 新千歳羽田 便名 のように表記します。
JA861J
31 43-44
2 12-11
3 16-15
5 12-11
7 43-44
JA862J
30 7
1/2 8-7
4 407-408
5/6 8-7
JA863J
31 16-15
2 47-48
3/4 6-5
7/8 6-5
JA864J
1 407-408
2/3 8-7
6 809-802
JA865J
31 6-5
2 6-5
4 47-48
5 6-5
7 21-22
8 12-11
JA866J
1 47-48
2 43-44
3 29-26
5 47-48
6 47-48
7 12-11
JA867J
1 12-11
3 47-48
4 43-44
5 16-15
7 16-15
JA868J
31 12-11
1 16-15
3 12-11
4 16-15
6 43-44
8 47-48
W71機材は北京・台北・香港に1回ずつある以外はすべて長距離運用となっています。
JA868JまでがW71機材です。
JA869JからはW91機材となります。
JA869J
当期間中運航なし
JA870J
1 723-724
2 407-408
4 723-724
5 725-726
6 723-724
7 NRT=ORD 6710-6709
JA871J
31 58-57
1 751-752
2 809-802
3 407-408
5 NRT=ORD 6710-6709
6 751-752
JA872J
1 725-726
2 723-724
3 725-726
4 725-726
6 725-726
JA872JまでがW91機材です。
JA873JからはW92機材となります。
JA873J
1 21-22
2 21-22
4 29-26
5 43-44
6 16-15
JA874J
31 809-802
1 829-820
2 58-57
4 58-57
6 29-26
6/7 869-860
7 809-802
8 829-820
北京869-860は787-8が入ることが多いですが、今週は874J・875Jで1便ずつ787-9で運航されています。
JA875J
1 809-802
2 29-26
2/3 869-860
3 829-820
4 751-752
5 809-802
6 NRT=ORD 6710-6709
7 58-57
JA876J
31 NRT=ORD 6710-6709
1 759-750
4 809-802
5 58-57
JA877J
1 29-26
2 16-15
4 12-11
6 12-11
JA878J
31 62-61
1 58-57
3 809-802
4 759-750
5 829-820
6 407-408
JA879J
1 43-44
3 43-44
5 29-26
6 21-22
7 29-26
JA880J
1 77-746
2 NRT=ORD 6710-6709
3 58-57
5 407-408
6 58-57
MNL線の745-78と77-746は787-8運航路線ですが789が珍しく入っています。
さいごに
運用路線は前回からあまり変化なく見えます。
JA869Jが運用から外れているほかはフル稼働で、787-8と比較するとかなりの稼働率となっています。
欧州線・北米線はほぼ787-9運用でW71機材。
アジアはジャカルタとクアラルンプールは787-9がレギュラー投入は相変わらずでこちらはW91機材。ハノイはほぼ787-9、ホーチミンは787-8と半々くらいで運航されています。
その他に短距離アジアの香港と台北がよく入っています。
大連線は787-9でほぼ定着しています。利用者が多いようで、Yクラスの多いW92機材が使われています。
- 前回見られたバンコク33-708は787-8運航で787-9は今回ありませんでした。
- 成田シカゴの貨物便JL6710/6709は週4便すべて、787-9運航継続。
- 前回見られたシドニー線ですが今回はナシ。基本的には787-8で運航されるようです。
9月に入り増便路線が少し増えました。787-9は最も忙しく動いているようです。
運用チェックは週1ペースで巡回しています。
しばらくしたらまた運用状況を確認してみたいと思います
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