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JAL: 9月の減便率は32% 国際線機材の国内使用も黄色信号?

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コロナ第2波で国内線も大打撃の航空業界です。
JALの9月運航計画を確認してみました。

9月の減便確定

8月7日時点で8月7日から31日までの追加減便と9月10日までの減便が発表されていました。今回8月14日付けでは9月11日から30日までの減便が発表となり、9月中の減便が確定しました。

8月はコロナの影響に落ち着きが見え始めたために国内線が復便傾向にあったために便数が増えていました。そのため8月1~31日の減便率は28%にとどまっていましたが、9月の減便はまたも30%越えとなりました。

幹線の減便率

東京から札幌・大阪伊丹・福岡・那覇といった幹線路線の減便状況を見てみます。

減便前の運航状況と減便時の運航本数は、

  • HND=CTS 17往復34便 ⇒ 12往復24便~16往復32便
  • HND=ITM 15往復30便 ⇒ 9往復18便~11往復22便
  • HND=FUK 17往復34便 ⇒ 11往復22便~12往復24便
  • HND=OKA 13往復26便 ⇒ 8往復16便~13往復26便

おおよそ3分の1程度の減便となっています。
よく見ると札幌は1往復しか減便されていない日もあるように見えますし、沖縄に至っては減便なしの日も存在するようです。

非幹線の減便率

1日に1便も飛ばない日が発生するのは以下の路線です。

  • 成田=新千歳(0.5便運航日あり)
  • 成田=中部
  • 成田=伊丹
  • 成田=福岡
  • 丘珠=三沢(1往復運航日あり)

その他の路線は鹿児島や広島・仙台などが絡む路線で3割程度の減便、その他の路線では通常の運行本数のほぼ半分の運行本数になっていますが、運航は確保されています。

国際線機材の国内線運航は?

CTSとOKAは国際線機材の777-200ERが投入されていた路線です。

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クラスJの1,000円追加で国際線ビジネスクラスSKYSUITEⅢのフルフラットシートを利用できるため人気があります。

主に就いていた便名は、

  • HND=CTS JL531/502 JL511/510
  • HND=OKA JL903/904/919/918

これらの便については、札幌は減便対象便になっていません。
那覇はこれらの便すべてが減便対象になっており、運航日は3日間しかありません。

国際線機材の国内線使用も、減便が増えるのにともなって減っていくかもしれません。

さいごに

コロナ減便が大量に発生していたころに比べればかなりの運行本数が確保されています。ただ、ニュースなどでも目にしますが搭乗率は3割程度と言われています。

この程度の搭乗率で運航を継続すれば収益に悪影響があるのは明らかで、今後の経営にも心配がありますね。

とにもかくにも、コロナの感染拡大が収まらないことには始まりません。
はやく収束してくれることを祈るばかりです。。。

 

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