10月から国際線の旅客便運航数が増加しています。国際線のみで運航されているJALの787-9は貨物積載量や燃費性能の良さもあり、旅客取り扱いの無い貨物便としての運行も含めてJALの国際線の中ではフル稼働に近い状態の機材です。
10月に入っても安定した感じの運用に見えます。目についた運用は以下のようなところです。
- JL97=98 HND=TSA
- JL729=720 NRT=CGK
- JL49 HND-SVO
- JL6710=6709 NRT=ORD
- JL873=876 NRT=PVG
- JL8121・JL8122 HND=NRT
JAL国際線機材787-9シリーズの運用状況を、運用上のイレギュラーを中心にまとめました。
↓機材運用記事のまとめ版はこちら↓
787-9
787-9は全て国際線仕様機で20機登録されています。いまはコロナの影響で運用が乱れている部分もありますが、通常であれば主にW71が長距離線、W91/92が中距離線を飛んでいます。
コンフィグは3パターン
- W71(8機) 195席 C44 PY35 Y116 JA861J~868J
- W91(4機) 203席 C52 PY35 Y116 JA869J~872J
- W92(8機) 239席 C28 PY21 Y190 JA873J~880J
Cクラスのシートは2種類
W71 JAL SKY SUITE
W91.92 JAL SKY SUITEⅢ
エコノミーはSKY WIDERです。
便名と運行区間一覧
北米路線
JL6/5 HND=JFK
JL8/7 NRT=BOS
JL10/9 HND=ORD
JL12/11 HND=DFW
JL16/15 HND=LAX
JL58/57 NRT=SFO
JL62/61 NRT=LAX
欧州路線
JL41/42 HND=LHR
JL43/44 HND=LHR
JL45/46 HND=CDG
JL47/48 HND=HEL
JL49 HND=SVO
JL407/408 NRT=FRA
東南アジア・南アジア路線
JL39/30 HND=DEL
JL31/34 HND=BKK
JL33/32 HND=BKK
JL77/78 HND=MNL
JL79/70 HND=SGN
JL707/708 NRT=BKK
JL711/712 NRT=SIN
JL723/724 NRT=KUL
JL725/726 NRT=CGK
JL729/720 NRT=CGK
JL745/746 NRT=MNL
JL751/752 NRT=HAN
JL759/750 NRT=SGN
東アジア路線
JL22/21 HND=PEK
JL29/26 HND=HKG
JL85/86 HND=PVG
JL87/88 HND=CAN
JL97/98 HND=TSA
JL809/802 NRT=TPE
JL811/812 NRT=KHH
JL829/820 NRT=DLC
JL869/860 NRT=PEK
JL873/876 NRT=PVG
オセアニア路線
JL51/52 HND=SYD
JL771/772 NRT=SYD
JL773/774 NRT=MEL
JL941/942 NRT=GUM
運用状況詳細
機材別にみていきます。
記載例:
通常便名の場合は便名のみを表記しています。
47-48
JL47-48便 HND=HEL を意味します。
一部の特殊な便名・運航などの場合は、
24 CTS=HND 6776-6775
24日 新千歳羽田 便名 のように表記します。
JA861J
- 43-44
- 47-48
- 12-11
JA862J
9月27日から休んでいましたが10月15日復帰
- 15/17 8-7
JA863J
- 8-7
- 873-876
4/5 759-70-8122 NRT-SGN-HND-NRT
JA864J
- 12-11
- 39-30
- 43-44
- 47-48
9日の49-47-48 HND-SVO-HEL-HND モスクワ便担当機です。
2日に43でLHRにも向かいましたがDIVでHND=HNDのフライトになっているのが見られます。
JA865J
- 8-7
- 407-408
- 6710-6709
407-408の前に8122でHND-NRTを同じ日に飛んでいます。
この前に759-70がついていることが多くて、NRTに戻って407-408がパターン化しているところも見られます。
JA866J
- 12-11
- 21-22
- 43-44
- 47-48
JA867J
- 12-11
- 43-44
- 47-48
JA868J
- 12-11
- 43-44
- 47-48
JA868JまでがW71機材です。
JA869JからはW91機材となります。
JA869J
- 8-7
- 723-724
- 725-726
- 809-802
- 829-820
- 6710-6709
JA870J
- 8-7
- 723-724
- 725-726
- 5/6 729-720 CGK
- 751-752
- 6710-6709
JA871J
- 723-724
- 725-726
- 751-752
- 873-876
- 6710-6709
JA872J
- 723-724
- 725-726
- 12/13 729-720 CGK
- 751-752
- 6710-6709
JA872JまでがW91機材です。
JA873JからはW92機材となります。
JA873J
- 21-22
- 29-26
- 39-30
- 97-98
HND=TSAに5日間投入されています
JA874J
- 8-7
- 29-26
- 407-408
- 759-750
- 11/12 759-70-8124
- 829-820
JA875J
- 29-26
- 39-30
- 43-44
- 85-86
- 97-98
JA876J
- 407-408
- 741-742
- 751-752
- 759-750
- 6710-6709
JA877J
- 12-11
- 21-22
- 29-26
- 43-44
- 47-48
- 97-98
JA878J
- 01 58-57
- 407-408
- 725-726
- 751-752
- 759-750
- 829-820
- 6710-6709
789運用の全体的な感じからすると、1日の57-58は先月からの流れで残ってしまったように見えます。
JA879J
- 12-11
- 21-22
- 29-26
- 97-98
JA880J
- 29-26
- 407-408
- 741-742
- 751-752
- 759-750
- 829-820
さいごに
全体的な運用路線は前回からあまり変化なしでした。
JA869Jが運用に戻ってからは全機運用中です。
787-9は国際線機材の中では最も忙しく動いている状況は変わりありません。
10月から運航再開した羽田台北松山線97-98は、15日間のうち12日間が789運航でした。789運航便はすべてW92機材での運用となっています。
729-720CGKは5日から週1便で運行されているようです。本来は763運航便ですが789のW91機材が就いています。
11月からは北米線の運行本数増加も発表されました。
少しづつ平常化してくれるといいですね。
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